起きてすぐ、お手洗いに行き、歯磨きをしてご先祖様用のお水をかえる。
洗濯がたまっていれば洗濯機をまわしながら、食器も前日のものが残っていれば洗う。
鉄瓶でお湯を沸かし、水筒用のお茶をつくる。
小さな五徳をコンロにセットして小さなコーヒーケトルでもお湯を沸かし、その間に手まわしのミルで珈琲豆をガリガリと挽き、ドリップ用のペーパーを準備する。
沸騰してから少しだけ温度が下がるのを待って、少量注ぎ蒸らす。その後もゆっくりと濃くいれる。
グラスに氷を多めにいれて牛乳を注ぎ、あとから濃く入れた珈琲を注ぐ。
あとはその日によってパーティーの準備を。
朝から林檎の皮をむくのも、ウィンナーに切れ目を入れて焼くのも億劫でなくなった。
魚焼きグリルでパンを焼くのも少しずつ上手くなってきた。
そして朝もシャワーを浴び、髪の毛のセットも、かるくメイクもして家を出る。
ギリギリなことに変わりはないけれど、朝に少し片付けやトイレ掃除もできる日も増えてきた。
部屋はまだまだ片付いていないけれど、それも少しずつ感覚がつかめてきた。
なんだかやっと人間になれてきたかもしれない。

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