わたしは小舟にのって植物が生茂る細い川を渡っている。
親しくもないのに「次はこの草の絵を描いた方がいい。あ、この花の絵も描かいたほうがいいですよ!」と一緒にのっている人がわたしに向かって言ってくる。
描くものは自分で決めるから
と、イライラしていた。
見た目だけだとおじいさんだかおばあさんだかわからないなぁと思っていたけど、本当は鳥だ。正体を隠しているんだろうけどたまにもとの姿に戻ってるの気づいていないのか。
あぁ。舟をすぐに降りられないのが厄介だ。
やっと解放されて自宅に帰ろうと歩いていると、大きなトラックから巨大な絵が運び込まれているのをみつけた。
ここは最近できたばかりのギャラリー。
一階はすべて駐車場で、二階はだだっ広い白い壁の空間。(このかんじ、もとは家電量販店かチェーンのお寿司屋さんだったのかな。)
すでに数枚絵が飾られていた。
SNSでみたことがある。
絵が上手いとかおしゃれとか、そういうことではないけどとにかく爆発しているのだ。色でおもいっきり遊んでる。描いていてめちゃくちゃ楽しいとおもう。
でも飾るってなるとどうなの?これが合う部屋ってある?このテイスト、一般家庭に置いてあったらただダサいだけじゃないか?そんな思考がでてくる自分に嫌気がさす。そのまま、過去にカラフルな絵を描いていた自分へ向けている言葉だ。

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